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「うちの子、 ちょっと太ってきたかも」
そう思って 「猫 適正体重」 で検索すると、 だいたい平均体重の表が出てきます。 3〜5kg、 みたいなやつ。 でもその表を見て、 なんだかスッキリしないまま閉じた経験、 ありませんか。
それもそのはずで、 平均体重は、 その子の適正体重ではない んです。 3kgが理想の子もいれば、 6kgが理想の子もいます。
そこでこの記事では、 平均表に頼らずに その子だけの適正体重を決める方法 と、 体重計がなくてもできる肥満チェック、 そして数字が動いていたときにやることまでまとめました。
順番にお話ししていきますね。
> このセクションで分かること:平均表が個体の判断に使えない理由
一般に成猫の平均体重は3〜5kgとされます。 ただ、 この幅の中に収まらない猫はたくさんいます。
同じ「猫」でも倍以上ちがうわけです。 メインクーンの4kgは痩せすぎかもしれないし、 シンガプーラの4kgは明らかに太りすぎ。 平均表だけで判断すると、 どちらも見逃します。
まったく無意味というわけではなくて、 子猫の成長を追うとき には役に立ちます。 生後◯ヶ月で◯kg、 という月齢別の目安と比べることで、 育ちが順調かどうかの見当がつくので。
ただ、 成猫になってからは出番がありません。 ここからは別のものさしが必要になります。
> このセクションで分かること:平均表を使わずに基準を決めるやり方

いちばん確実なのがこれです。
猫は生後7〜8ヶ月頃から成長がゆるやかになって、 1歳を過ぎるとほとんど体重が変わらなくなります。 だからこの時期の体重が、 その子にとっての適正体重の目安になります。
つまり、 やることはシンプル。 1歳前後の体重をメモしておく。 それだけです。
もう1歳を過ぎてしまった場合は、 ワクチンや健康診断のときの記録を見返してみてください。 動物病院のカルテには体重が残っているので、 聞けば教えてもらえます。 うちも、 過去の体重を聞いてはじめて 「あ、 1kg増えてる」 と気づいたことがありました。
もう一つが BCS(ボディコンディションスコア) 。 見た目と触った感触で体型を5段階に分ける、 獣医療で使われている指標です。
体重計を持っていなくても判定できるのが、 いいところ。 チェックするのは3ヶ所です。
5段階のうち BCS3が理想 です。 肋骨が浮いて見えるならBCS1〜2(痩せすぎ)、 脂肪で肋骨に触れにくいならBCS4〜5(太りすぎ)。
いちばん重い BCS5は、 理想体重の123〜146%・体脂肪率35%以上 とされています。 4kgが理想の子なら、 5kgを超えたあたりからこの領域です。
BCSの図は環境省の 飼い主のためのペットフード・ガイドライン(PDF)に載っているので、 一度見ておくと基準がつかめます。
> このセクションで分かること:数字が増えた理由を見分ける方法

ここが、 意外と見落とされているところです。
体重が増えたとき、 その中身は 成長か、 脂肪か、 むくみか のどれかです。 体重計の数字だけを見ていても、 これは区別できません。
そこで 体長 を一緒に測っておくと、 見分けがつきます。
若い子だと、 太ったと思ったら単に体が大きくなっている途中だった、 というのはよくあります。 逆に成猫で体長が変わらないのに体重だけ増えているなら、 それは素直に脂肪です。
測り方は 猫の体長の測り方 にまとめてあるので、 メジャー1本用意して月1回やってみてください。 体重と一緒にメモしておくと、 半年後にかなり役立ちます。
> このセクションで分かること:判定のあとの具体的な行動

まず見直すのは 1日にあげているフードの量 です。
パッケージの給与量表は 「その体重の猫にとっての目安」 なので、 すでに増えてしまった体重で計算すると多すぎます。 適正体重のほうを基準に計算し直してみてください。 ここだけで解決することも、 けっこうあります。
あとは、 おやつの量。 1日の総カロリーの10%以内が目安です。 「ちょっとだけ」 のつもりが、 積み上げると意外と大きかったりします。
ただし、 急激なダイエットは危険です。 猫は絶食状態が続くと肝臓に脂肪が溜まる「肝リピドーシス」という病気を起こすことがあるので、 減量は 1週間に体重の1〜2%まで がひとつの目安。 4kgの子なら週40〜80gです。 ゆっくりやってください。
量を減らすと催促がすごい、 という場合には、 低カロリー設計のフードに切り替えるという選択肢もあります。 満腹感を保ちながらカロリーだけ落とせるので、 「減らすと鳴く」 タイプの子とは相性がいいです。
たとえば モグニャンキャットフード ライト は、 体重が気になる猫やシニア猫向けに作られたグレインフリーのフードです。 主原料はカツオとマグロで50%以上。 香料・着色料は不使用で、 グルコサミン・コンドロイチンとL-カルニチンも配合されています。 250g×6袋の小分けなので、 開封後に風味が落ちにくいのも地味に助かるところ。
低カロリーのフードは食いつきが落ちがちなのが弱点なんですが、 このあたりは魚をしっかり使っているタイプなので、 そこをカバーしている作りになっています。
フードを変えるときは 1〜2週間かけて少しずつ。 今のフードに1割ずつ混ぜていくくらいのペースが安心です。 持病がある子や療法食を食べている子は、 切り替える前に必ずかかりつけの先生に相談してあげてください。
こちらのほうが、 実は注意が必要です。
食事量を変えていないのに体重が減っているときは、 病気のサインであることが少なくありません。 甲状腺機能亢進症、 腎臓病、 糖尿病、 消化器の疾患。 どれもシニア期に増えるものです。
とくに 1ヶ月で5%以上減った 場合は、 様子見せずに動物病院で相談してください。 4kgの子なら200gです。
「食欲はあるのに痩せていく」 というパターンもあって、 これは特に見逃されやすいところ。 よく食べているから大丈夫、 とはならないので気をつけてあげてください。
ここまで書いておいてなんですが、 月1回の体重測定がいちばん続きません。 やろうと思ってはいるんですけどね。
代表的なのが Catlog Board で、 今使っているトイレの下に敷いておくだけ。 猫がトイレに入るたびに体重を記録してくれます。 厚さ3.5cmの板状で、 トイレ本体も猫砂も置き場所も変えなくていい のがいちばん大きいところ。 トイレにこだわりのある子だと、 環境を変えた途端に粗相が始まったりしますからね。
多頭飼いでも、 体重とトイレの使い方のパターンをAIが学習して自動で見分けてくれます。 「どの子が何kgなのか分からない」 が解決するのは、 多頭飼いだとけっこう大きいです。
ただ、 本体の購入費に加えて猫1匹につき月額の利用料がかかりますし、 自宅にWi-Fi環境も必要です。 まずは手書きのメモから始めるので十分なので、 「測ろうと思っているのに半年続かなかった」 という自覚がある場合の選択肢、 という位置づけかなと思います。 大事なのは 比べられる過去の数字があること なので。
> このセクションで分かること:体重管理でよく迷うポイント
抱っこして測り、 自分の体重を引く方法でも測れます。 ただ100g単位までしか分からないことが多く、 猫の変化を追うには粗いです。 5g〜10g単位で測れるペット用やベビースケールのほうが、 変化に気づけます。
手術後は必要なカロリーが2〜3割ほど減るとされているので、 同じ量をあげ続けると増えやすくなります。 手術のタイミングでフードの量を見直すか、 避妊去勢後用のフードに切り替えるのがおすすめです。
体重だけで一律には決められません。 その子の適正体重より15〜20%以上増えていたら肥満の可能性がある、 という見方をしてください。 BCSと組み合わせるとより正確になります。
食事の場所を分けるのがいちばん確実です。 部屋を分けるのが難しければ、 高低差を使う方法もあります。 若くて身軽な子だけ高い場所で食べさせる、 といった形です。
1週間に体重の1〜2%が上限の目安なので、 500g落とすなら3ヶ月前後を見ておいてください。 短期間で落とそうとすると、 かえって体調を崩します。
猫の体重管理でおさえたいのは、 この4つです。
まずは今日、 体重を1回測ってメモするところからで十分です。 その1行が、 半年後の判断材料になります。
体重や食欲の変化が続くようでしたら、 必ずかかりつけの動物病院に相談してくださいね。 素人判断は禁物です。
※本記事に掲載している画像の一部は、Google Geminiで生成した画像をそのまま使用、または編集・加工して使用しています。生成された内容は目視で確認し、整合性に問題がないことを確認したうえで掲載しています。
猫と犬と暮らす毎日に、
ちいさな発見を。
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