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「なんだか、 前より軽くなった気がする」
抱き上げたときのその違和感、 だいたい当たっています。 毎日見ている飼い主さんの感覚は、 けっこう正確なんですよね。
ただ、 猫の体重が減る原因はいくつもあって、 様子を見ていい場合と、 見てはいけない場合 がはっきり分かれます。 その線引きに使えるのが 「何%減ったか」 と 「食欲があるかどうか」 の2つです。
そこでこの記事では、 受診すべきラインの数字と、 食欲の有無で分かれる原因、 病院に伝えることまでまとめました。
順番にお話ししていきますね。
> このセクションで分かること:様子見と受診を分ける数字

猫の体重は、成猫になれば本来ほとんど変わりません。 だから 少しの減少でも意味があります。
4kgの子の5%は 200g。 数字にすると小さく見えますが、 人間でいえば60kgの人が3kg落ちたのと同じ割合です。 しかも猫は自分から不調を訴えません。
正確なのは体重計ですが、 手元にない場合は 背骨と肋骨を触って 判断できます。
毛が長い子は見た目で分からないので、 必ず触って確かめてください。 体型の判定のしかたは 猫の適正体重 にBCSの見方をまとめています。
環境省の 飼い主のためのペットフード・ガイドライン(PDF)にも体型の判定図が載っているので、 基準を持っておくと迷いません。
> このセクションで分かること:よく食べているのに減るときに疑うもの

こちらのほうが 見逃されやすくて、 やっかい です。 よく食べているとつい安心してしまうので。
食べているのに体重が減るということは、 食べたものが体になっていない か、 消費が異常に増えている かのどちらかです。
シニア猫でいちばん多いパターンです。 甲状腺ホルモンが出すぎて代謝が過剰に上がり、 食べても食べても消費してしまいます。
10歳以上の猫の約1割 が患っているとされる、 珍しくない病気です。
血液検査で分かるので、 7歳を過ぎたら健康診断の項目に入れておく と早く気づけます。
インスリンがうまく働かず、 食べた栄養を細胞が使えない状態。 結果としてエネルギーが足りず痩せていきます。
多飲多尿 が目立つのが特徴です。 水入れの減りが早くなったら気にしてみてください。
炎症性腸疾患や膵臓・肝臓の不調、 寄生虫などで、 食べたものを吸収できていない ケース。 便がゆるい、 回数が多い、 脂っぽいといった変化が出ることがあります。
> このセクションで分かること:食べない理由が「食べたくない」か「食べられない」か

こちらは分かりやすいぶん、 原因の切り分け が要ります。 「食べたくない」 のか 「食べたいのに食べられない」 のかで、 まったく違う話になるので。
意外と多いのがこれです。 3歳以上の猫の8割以上が歯周病になる とされていて、 痛くて食べられなくなります。
「食べたそうにしているのに食べない」 なら、 まず口の中を疑ってください。
シニア猫の約3分の1が発症する とされる、猫でもっとも身近な病気のひとつ。 初期は食欲不振として現れます。
早く見つかるほど進行を遅らせられるので、 シニア期は 半年に1回の血液検査 が理想です。
引っ越し、 同居動物が増えた、 工事の音、 トイレの場所が変わった。 猫はこうした変化で食欲を落とします。
ただし ストレスだと決めつけるのは危険 です。 心当たりがあっても、 3日以上食べない状態が続くなら受診してください。 猫は絶食が続くと肝臓に脂肪が溜まる 肝リピドーシス を起こすことがあります。
> このセクションで分かること:いつ行くかと、 行く前に準備するもの

とくに 食べない状態が48時間続いたら、 体重の減り方に関係なく受診 してください。
とくに 2番目 が診断の分かれ道になります。 「食欲はある」 と伝えるだけで、 獣医師が疑う病気が変わってきます。
いちばん役に立つのは 過去の体重の記録 です。 「なんとなく痩せた」 より 「3ヶ月で400g減った」 のほうが、 話が早い。
月1回、 測ってメモするだけで十分です。 測り方は 猫の体長の測り方 にまとめています。
記録が続かない場合は、 トイレの下に敷いておくだけで体重を自動記録してくれる機器を使う手もあります。 ただ本体代と月額がかかるので、 まずは手書きのメモからで十分です。 大事なのは 比べられる過去の数字があること なので。
代表的なのが Catlog Board で、 今使っているトイレの下に敷くだけ。 猫がトイレに入るたびに体重が記録されます。 おしっこの回数と量も一緒に残る ので、 腎臓病を気にする時期とは特に相性がいいところ。
多頭飼いでも体重とトイレの使い方をAIが学習して自動で見分けてくれるので、 「どの子が痩せたのか分からない」 という状況の答え合わせにも使えます。
ただ、 本体の購入費に加えて猫1匹につき月額の利用料がかかりますし、 Wi-Fi環境も必要です。 すでに痩せてきていて心配な場合は、 機器を待たずに受診してください 。 これは日々の変化に早く気づくための道具であって、 診断の代わりにはなりません。
> このセクションで分かること:体重減少まわりで迷いやすいポイント
夏バテで食欲が落ちて多少減ることはあります。 ただ涼しくなっても戻らない、 5%以上減っている場合は季節のせいにせず相談してください。
加齢で筋肉量は落ちますが、 年単位でゆっくり です。 数ヶ月で目に見えて痩せたなら、 年齢のせいではなく病気を疑ってください。
カロリー密度が違うと、 同じ量でも摂取カロリーが変わります。 パッケージの100gあたりのカロリーを見比べて、 給与量を計算し直してみてください。
まず食事場所を分けて、 誰がどれだけ食べているか把握するところからです。 体重は1匹ずつ測ってください。
原因が分からないうちに食事だけ変えるのはおすすめしません。 病気が隠れている場合、 対処が遅れます。 先に受診して、 フードの方針は獣医師と決めてください。
猫の体重が減ったときに見るポイントは、この4つです。
体重の変化は、猫が出してくれる数少ない客観的なサインです。 月1回のメモが、 いちばん確実な見張り役になります。
気になる変化が続くようでしたら、 必ずかかりつけの動物病院に相談してくださいね。 素人判断は禁物です。
※本記事に掲載している画像の一部は、Google Geminiで生成した画像をそのまま使用、または編集・加工して使用しています。生成された内容は目視で確認し、整合性に問題がないことを確認したうえで掲載しています。
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