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猫を抱っこして体重計に乗って、 自分の体重を引く。 たぶん、 いちばんよくやられている測り方だと思います。
ただ、 この方法だと 200gくらいの差は見えません 。 そして猫にとっての200gは、 見逃したくないサイズの変化だったりします。
この記事では、 なぜ200gの変化に気づける必要があるのかと、 家でできる3つの測り方を、 誤差の大きさ順 に整理しました。
| 方法 | だいたいの誤差 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| 抱っこ差し引き法 | ±200g | ざっくりした傾向だけ |
| キャリー・洗濯ネット法 | ±100g | 月1回の記録 |
| ペット用・ベビースケール | ±5〜20g | 週1回の健康チェック |
体重の変化で体調を見たいなら、 いちばん下です。 理由から説明しますね。
> このセクションで分かること:猫にとっての200gがどれくらい大きいか

体重が 1〜2週間で5%以上 落ちていたら、 動物病院に相談したほうがいい変化。 動物病院のコラムでは、 この減りかたを「急激」と呼んでいるところが多いです。
もっとゆるやかな基準(数か月で5〜10%)を使う資料もありますが、 この記事では あえて厳しいほう を採りました。 猫は不調を隠すので、 気づいた時点で手遅れというのが怖いからです。
体重ごとに計算すると、 こうなります。
| 体重 | 5%にあたる減り幅 |
|---|---|
| 3kg | 150g |
| 4kg | 200g |
| 5kg | 250g |
4kgの猫だと 200g 。 …これ、 抱っこ差し引き法の誤差とほぼ同じなんです。 つまりその測り方だと、 受診ラインをまたいだことに気づけません。
4kgの猫の200gは、 体重の5%。 60kgの人なら 3kg に相当します。
2週間で3kg落ちたら、 さすがに「どうしたんだろう」と思いますよね。 猫の場合、 見た目ではまず分かりません。 被毛があるので、 抱いた感触でも分かりにくい。
数字でしか気づけない変化なので、 測る精度がそのまま気づける早さになります。
減るほうばかり書きましたが、 じわじわ増えるのも同じです。 1か月で100gずつ増えると、 1年で1.2kg。 4kgの猫が5kg超えです。
太っているかどうかの見きわめ方は 猫の適正体重|肥満チェックと「1歳のときの体重」 にまとめました。
> このセクションで分かること:3つの方法の手順と、どれを選ぶか

手順
いちばん手軽で、 追加の出費もゼロ。 ただ精度は期待できません。
家庭用の体重計は100g単位の表示がほとんど。 表示が100g刻みということは、 1回の測定で最大50gの丸めが起きます。 2回乗るので、 丸めだけで ±100g 。
そこに、 抱っこされた猫が動くぶんと、 60kg超の荷重に対する体重計自体のクセが乗ります。 実用上は ±200g 見ておくのが安全です。
「うちの子だいたい4kgくらいだよね」を確認する用途なら十分。 体調の変化を追う用途には向きません。
手順
抱っこと違って、 自分の体重が計算に入らない のが利点です。 測定が2回なのは同じですが、 体重計に載る重さが60kg超から5kg前後に減るぶん、 機械のクセが小さく出ます。
猫が動くと数字が暴れるので、 落ち着くまで待ってあげてください。 洗濯ネットは軽いぶん、 キャリーより数字が安定しやすいです。
ただし 体重計が反応しないことがあります 。 人を測る前提の機種だと起動する重さの下限があって、 5kg程度だと 0 のまま動かない、 ということが起きます。 これは試してみないと分かりません。 数字が出なければ①か③に切り替えてください。
ちなみに、 最近の体重計には 「赤ちゃんモード」や「抱っこモード」 が付いているものがあります。 抱いて乗ると自分の体重を自動で引いて、 数字を固定してくれる機能です。 手元の体重計にこれがあれば、 ①の精度を出費ゼロで上げられます。 説明書を一度見てみてください。
体重の変化を本気で追いたいなら、 これがいちばん確実です。
赤ちゃん用のベビースケールは 5g〜10g単位 で測れるものがあって、 猫にもそのまま使えます。 ペット用として売られているものも中身はほぼ同じです。
うちでは月1回だった記録が、 スケールを置きっぱなしにしてから週1回になりました。 出しっぱなしにできる薄型を選ぶのが、 続けるコツかもしれません。
> このセクションで分かること:どの方法でも共通する、数字を安定させるコツ

猫の体重は、 1日のうちにけっこう動きます。 ドライフード中心の4kgの子で50〜80g、 ウェット中心ならもっと。 ごはんを食べた直後と、 トイレのあとでは別の数字が出ます。
ここが地味に大事なところで、 測る時間がバラバラだと、 いくら精密なスケールを買っても意味がありません 。 機械の誤差より、 猫の中身の増減のほうが大きいので。
おすすめは 朝ごはんの前 。 一晩たって条件がそろうので、 このブレを30〜50gまで抑えられます。 スケールの精度が活きてくるのはここからです。
体重計はメーカーによって微妙にクセがあります。 「先月は病院、 今月は家」だと、 差が体重の変化なのか機械の違いなのか分かりません。
記録に使う体重計は1台に決めてあげてください。
猫が動くと数字が変わるので、 3回測ります。 このとき 平均ではなく真ん中の値 を取るのがコツ。 1回だけ大きく外れた数字があっても、 引きずられずに済みます。
効くのは猫が動いたぶんのブレに対してで、 表示の丸めのほうは3回測っても消えません。 そこは機械の性能の話なので、 割り切るしかないところです。
これがいちばん大事で、 いちばんサボりがちなところ。 頭の中の「なんとなく軽くなった気がする」は、 病院では使えません。
日付と体重をスマホのメモに書くだけで十分です。 通院のとき、 過去3か月の数字が出せると話がとても早くなります。
体温もセットで記録しておくと、 さらに役に立ちます。 測り方は 猫の体温の測り方|平熱38〜39℃と受診が必要な数字 にまとめました。
> このセクションで分かること:嫌がる猫の測り方4パターン

猫って、 平らで冷たくて見慣れないものの上には、 まず乗ってくれません。 うちにも1匹、 体重計を全力で回避する子がいます。
それでもダメなら、 動物病院のロビーに置いてある体重計を借りるのも手です。 「体重だけ測らせてください」で対応してくれる病院がほとんどですよ。
体のサイズをあわせて記録しておくと変化に気づきやすいので、 猫の体高|平均は何cm?肩までの測り方と目安 もどうぞ。
> このセクションで分かること:体重測定まわりの素朴な疑問
生後半年までは 週1回 が目安です。 子猫は 週に70〜100g ずつ増えていくのが順調な目安。 増えていない週があれば早めに気づけます。
成猫なら、 体重が横ばいなのはむしろ理想的です。 心配なのは減っているときで、 1〜2週間で5%以上落ちていたら受診の目安になります。 原因は 猫の体重が減った|食欲別に見る原因と受診の目安 にまとめています。
子猫のうちだけなら使えます。 ただ最大5kgまでの製品が多く、 上面も狭いので、 成猫には向きません。
体重計そのもののクセと、 測った時間帯の違いが原因のことがほとんどです。 どちらかが間違っているというより、 同じ体重計での変化 を見るほうが意味があります。
トイレに乗るたびに自動で記録してくれるタイプは、 測る手間がなくなるぶん続きます。 ただ初期費用と月額がかかるので、 まずは手動で数か月続けてみて、 面倒だと感じたら検討するのがいいかなと思います。
体重は、 家で取れる健康データのなかでいちばん扱いやすい数字です。 週1回、 30秒で終わります。
メモが3か月ぶんたまっていれば、 それを持って病院に行くだけで話がとても早くなります。 減りかたが気になる、 あるいは食欲の変化もあわせて出ているようでしたら、 必ずかかりつけの動物病院に相談してくださいね。 素人判断は禁物です。
ごはんの量と体重管理の関係は、 環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」 にも整理されています。
※本記事に掲載している画像の一部は、Google Geminiで生成した画像をそのまま使用、または編集・加工して使用しています。生成された内容は目視で確認し、整合性に問題がないことを確認したうえで掲載しています。
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